
メキシコシティの南に位置する町テポストラン。15歳のカルラが、秘密のコクーンでカニ・ラプエルタ監督と会話している。ふたりはこの映画をどのような作品にしたいか話し合い、カルラの人生を小学生の頃から時系列に振り返りはじめる。「男子」と「女子」のどちらの列にも並べなかった校庭、永遠にメイクの練習をしていたベッドルーム、コロナ禍で学校が再開した朝、名前を正式に変更した市役所、プライドマーチで叫んだスローガン、憧れたバトン部。パンクでヒッピーだった料理人のママとパパや、友だち、ラプエルタ監督、そしてクィアコミュニティと聖なる岩山に見守られながら、カルラはさまざまな自分に出会っていく。