時空結節点を越えて宇宙戦艦ヤマトがたどり着いた世界は、未来ではなく2026年の東京だった。ガミラスとの戦いのはるか前で、遊星爆弾の痕跡もない、かつての地球。この時代にヤマトがガミラス星へ向かえば、未来を変えることができる。デザリアムが行おうとする「歴史改変」と同じ誘惑が、土門竜介の眼前にあった。人類がデザリアム化する未来も、戦争の歴史も、なくすことができるかもしれない。宇宙戦艦ヤマトと自分たちが消えることになったとしても、平和は残る。赤い瞳のサーシャが見つめるなか、ヤマトは黒く変貌していく。