
龍。 それは、恵みの雨を降らし、五穀豊穣をもたらす神として 多くの人々に信仰されてきた存在。 雷乃発声。 それは、季節の移り変わりを細やかに感じ取るために 1年を72の季節に分けた暦「七十二候」しちじゅうにこうのひとつ。 人は五穀豊穣を願いながら、季節の変化を繊細に感じ取り、 農耕を営み、命を繋いできた。 そんな大きな流れの中に、蜜柑を作っていた福山雅治の祖母がいる。 自分の意思や力だけではどうにもならない農業の現場。 それでも、祖母は自然の声に耳を澄ませ、手を動かし続けた。 その生き方は福山にとって、アーティストそのものだった。 長崎で生まれ育ち、まだ何者でもなかった福山少年は いつしか音楽への夢と憧れを抱き、ギター1本を抱えて上京する。 祖母の“ものづくりの血”は脈々と受け継がれ、 “アーティスト・福山雅治”へとつながった。 ⾳楽を作り、人々に届ける。 『龍、雷乃発声』りゅう、かみなりすなわちこえをはっす それは、自身の命に与えられた命題に向き合いながら、季節とともに巡る音楽の旅。