
名門一族の若君・梅逐雨(ばいちくう)が、諜報機関"玄鑑司"の役人として長安に着任。ある宴席で皇后の妹・武禎(ぶてい)と出会う。自由奔放なご令嬢——それが昼の武禎の顔。しかし夜になると、彼女は猫の姿へと姿を変える、半人半妖だった。そして、書生然とした梅逐雨もまた、夜は長安の闇を狩る天才除妖師という、誰にも明かせない素顔があった。18年前、両親の命を奪った長安大火の真相を追い、因縁の地へ戻ってきた梅逐雨。同じくあの大火の夜から深い傷を抱え、ひとり長安の平和を守り続けてきた武禎。共に闇と向き合ううちに強く惹かれ合う二人だが、互いの秘密を知らぬまま、夜になるたびに敵と味方へと引き裂かれていく。そして、互いの本当の姿を知った瞬間——18年前の真相が動き出し、二人の運命はさらなる波乱へと飲み込まれていく…。