大雍の都で、欽天監の監正を務める一家が一夜にして惨殺される。 幼い頃にその惨劇を経験した少年・稚奴は、すべてを失いながらも生き延び、やがて「藏海」と名を変える。 それから十数年――。 過去の身分を隠して都へ戻った藏海は、表向きは一介の風水師・術士として振る舞いながら、かつて一族を滅ぼした事件の真相を探り始める。 しかし、宮廷では権力を巡る争いが激しく繰り広げられ、事件の背後には朝廷の高官や有力者たちの思惑が複雑に絡んでいた。 復讐を胸に秘め、知略と策略を武器に一歩ずつ真相へ近づいていく藏海。 果たして、あの日一族を襲った惨劇の真実とは。 そして、復讐を果たすために歩み始めた藏海は、過去と現在の因縁にどう向き合うのか。